外壁塗り替えのタイミングはいつ？

「10年に1度」と言われる住宅の塗替えですが、あくまで目安に過ぎません。
使っている素材や塗料によって異なります。また、周辺環境などによっても塗り替えのタイミングは変わります。しかし、「何年たったから塗替えを絶対しなくてはいけない」という決まりがある訳ではありません。塗り替えの適切なタイミングを見極めるには、屋根や外壁の状況を実際にチェックするのが基本になります。

まずは塗り替えが必要な状態・症状などを知り、塗り替えを検討していきます。

～なぜ塗り替えが必要か？～

住宅は屋根や外壁に守られていますが、屋根・外壁材を雨や紫外線から守っているのが塗膜（塗装）です。この塗膜には寿命(耐用年数）があり、新築時に使用されている塗料で5～6年、寿命が長い塗料で10～15年と言われています。塗膜が劣化してしまうと直接雨や紫外線を受けてしまうことになり、各建材の劣化や雨漏りの要因になってしまいます。だから塗膜の寿命に応じて屋根材や外壁材の「塗り替え」が必要となります。

ご自宅の外壁をじっくり観察をしたことがありますか？

左から①チョーキング(白亜化)②ひび割れ③塗膜の剥がれ④塗膜の浮きになります。ご自宅の外壁を一周してご確認してあてはまるのであれば外壁塗替えのタイミングです。

セルフチェックはこちら！

外壁塗り替えが必要な症状と原因

【外壁編】

①ひび割れ
症状：塗料にひび割れが生じている
原因：地震や紫外線による経年劣化を起こしている

②藻やカビ
症状：藻やカビが発生している
原因：日当たりが悪くて湿気のこもりやすい立地（隣地や北側）

③塗膜の剥がれ
症状：塗膜が剥がれたり、浮いている
原因：地震や紫外線による経年劣化を起こしている

③シーリングの亀裂
症状：シーリング部が亀裂や割れが生じている
原因：経年劣化、５年程度でみられる場合もあります。

【屋根編】

①塗膜の剥がれ
症状：塗膜が剥がれて、地材が露出している
原因：酸性雨・雹（ひょう）・紫外線による経年劣化を起こしている

②藻やコケの発生
症状：藻やコケ、雑草が生えている
原因：風により、砂埃が雨どいなどに堆積し藻やコケ、雑草が生える

【その他】

①錆の発生
症状：錆の発生・腐り
原因：経年による鉄の酸化によるもの

②木部の腐り、剥がれ
症状：既存塗料の剥がれによる木部の腐り、剥がれ
原因：経年劣化により塗膜が剥がれ、木製の破風やウッドデッキが酸性雨や害虫により、傷む

③軒天・軒裏の塗膜の剥がれ・腐り・傷み

④雨戸・戸袋の塗膜の剥がれ・腐り・傷み

⑤濡縁の塗膜の剥がれ・腐り・傷み

⑥母屋の塗膜の剥がれ・腐り・傷み

一般的な塗膜の対応年数

塗り替えが必要かもしれない８つのチェックポイント

①外壁のひび割れ
②コーキングの割れ
③塗装面の剥がれ
④チョーキング
⑤錆の発生
⑥屋根のコケの発生
⑦瓦のひび割れ
⑧塗装面の退色

セルフチェックシート！あなたも確認！

あなたのご自宅の塗替え時期を簡単にチェックしてみましょう！よく観察すると小さな部分・部位から、塗装が弱くなっていることが確認できることがあります。

チェック①【外壁】	チェック②【屋根】
□手で外壁をふれると白い粉が付く □コケや藻が発生している □ひび割れがある □色あせている	□色あせている □コケや藻が発生している □サビが発生している

チェック③【サイディング】	チェック④【雨戸・塀】
□目地のコーキングが劣化している □ひび割れがある □色あせている	□色あせている □塗装面がはげている

以上のような症状が有るときにはお気軽にご相談くださいませ！

アクセス・お問い合わせ

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